名前 | 師田史子(もろた・ふみこ) |
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職位 | 助教 |
専門分野 | 文化人類学、地域研究 |
研究関心 | フィリピンの数字くじや闘鶏といった賭博、宝探しなどの賭けの実践を対象に、人びとがいかに不確実性に対処しているのかというテーマについて人類学的に研究してきた。参与観察に基づいて人びとの賭けの内在的動機を明らかにすること、賭博現象からフィリピン社会の動態を捉えなおすことを目的としている。最近は、人間と動物の関係性やテクノロジーとアディクションの問題系についても関心を高めている。 |
ひとこと | 人びとはなぜ賭けるのかという素朴な疑問を抱き、その賭ける姿への憧れが原動力となって研究をはじめました。フィールドの人びとと出来事に、真摯に向き合っていきたいと思います。 |
担当授業科目 | 地域変動論研究演習Ⅰ~IV、東南アジア論課題研究Ⅰ~III、アジア地域研究公開演習、 アジア臨地演習Ⅰ~III、地域相関論Ⅱ |
研究業績 (代表論文・ 著書) |
1.師田史子.2025.『日々賭けをする人々:フィリピン闘鶏と数字くじの意味世界』慶應義塾大学出版会. 2.Fumiko Morota. 2023. Betting flexibly: the utilization of knowledge in cockfighting in the Philippines. International Gambling Studies 24(3): 357-372. 3.師田史子.2023.「発展する胴元国家、生き残る違法賭博:ドゥテルテ時代の賭博政策をめぐる人々と政治」原民樹・西尾善太・白石奈津子・日下渉編『現代フィリピンの地殻変動:新自由主義の深化・政治制度の近代化・親密性の歪み』花伝社,pp. 113-132. 4.師田史子.2021.「偶然性に没頭し賭けることの有意味性:フィリピンにおける数字くじの事例から」『文化人類学』86(3):365-383. 5.師田史子.2020.「フィリピンにおける賭博の規制・管理の過去と現在:違法数字くじをめぐる政策の変遷―」『アジア・アフリカ地域研究』20(1):1-31. |
京都大学 教育研究活動 データベース |
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メール | morota.fumiko.8p[at]kyoto-u.ac.jp |
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