京都大学大学院アジア・アフリカ地域研究研究科の岩田明久名誉教授をはじめとする研究チームは、分類において長年混乱が続いていた日本産カワヤツメ属のヤツメウナギ類について、遺伝学的および形態学的な再調査を行いました。その結果、新たに2種「ウチワスナヤツメ(Lethenteron satoi)」、「ミナミスナヤツメ(Lethenteron hattai)」が発見されました。今後、この発見がヤツメウナギ類の生態解明や保全活動に役立つことが期待されています。本研究は日本魚類学会が発行する国際学術誌「Ichthyological Research」に2024年12月6日付でオンライン掲載されました。